カードマジックを覚えたいけれど、ネタが色々あってどれから始めようか迷っていませんか?
カードマジックといっても、種類は山程あるので、最初の頃は、私も何を練習すれば良いのか分かりませんでした。
そこで、この記事では、カードマジックの使えるネタ3選と題して、これを覚えておけば安心と言えるくらい、実用性の高いネタを3つご紹介します。
なお、種明かしは『カードマジック事典』という本の中に載っています。
どれも古典的なネタですが、いずれも信頼のおけるカードマジックです。
これらをできるようにしておくと、急に何かやってと言われた時にも慌てずに済みますよ。
【実用的】カードマジックの使えるネタ3選
では、実用的なカードマジックの作品3つを紹介していきます。
トライアンフ(Triumph)
まず1つ目は、トライアンフと呼ばれるカードマジックです。
どんなマジックなのかは、以下の演技動画を御覧ください。
演技動画
トライアンフの現象
トライアンフには様々なバリエーションがありますが、基本的に共通しているのが、「表向きのカードと裏向きのカードを混ぜ合わせても元に戻る」という部分です。
大抵は、1枚のカードを選んで、戻してもらった後、カードを半分ずつの山に分け、表向きと裏向きで混ぜ合わせます。
そして、指を鳴らすなどすると、全てのカードの向きが揃います。
最後に、相手のカード1枚だけが、反対向きになっていることを示して終わりです。
トライアンフの良い点
トライアンフの良い点は、視覚的に分かりやすい現象であることです。
ぐちゃぐちゃに表と裏が混ざった状態から、一瞬で向きが揃うのは見ていて気持ち良いですし、何が起こっているのかはっきりします。
そして、最後に客のカード1枚だけ向きが逆なのを示すことで、オチが理解しやすく、拍手のポイントを作りやすいですね。
サンドイッチ(Sandwich)
2つ目はサンドイッチと呼ばれる現象です。
演技のイメージは次の動画のような感じです。
演技動画
サンドイッチの現象
こちらも種類はたくさんありますが、2枚のカードの間に特定のカードが挟まるという部分が共通しています。
サンドイッチのパンの間に具が挟まっているように、2枚のカードの間に1枚のカードが挟まっているわけですね。
なお私の場合、ジョーカー2枚の間に選んだカードが瞬間的に挟まるものをよく使います。
サンドイッチの良い点
サンドイッチの良い点は、ビジュアル面もありますが、30秒くらいの短い時間でさっと現象を起こせることですね。
時間のない時や、特に準備をしていない時も、すぐに演技できます。
また、テーブルを使えない場合でも、トランプを手に持ったまま演技できるので、使い勝手が良いです。
アンビシャスカード(Ambitious Card)
最後の3つ目はアンビシャスカードです。
聞いたことのある方も多いでしょう。
演技動画
アンビシャスカードの現象
アンビシャスカードの現象はシンプルで、トランプの山の中に入れたカードが一番上に上がってくるというものです。
マジックの現象は何度も繰り返さないものが多いですが、例外的に、アンビシャスカードは何度も上に上がってくる演技を行います。
アンビシャスカードの良い点
アンビシャスカードも、手軽に行えて、現象も分かりやすいです。
加えて、カードにサインをしてもらったり、カードを中に入れてもらったりするプロセスで、お客さんとコミュニケーションを取りやすいです。
ただ、やってみると分かりますが、たまに種を知っている人に出くわします。
ですので、上がってくる際のバリエーションをいくつか持っておき、オチにも工夫を凝らすと、見ていて面白い演技になります。
終わりに
以上、カードマジックの使えるネタとして、実用性の高いネタを3つをご紹介しました。
もちろん、手軽に行えてインパクトが大きいとはいえ、ちゃんとした演技として人前で演じるためには、演技の練習や細かい部分の微調整が大事です。
今回は、私がよく使うネタを3つ紹介しましたが、これらにこだわらなくとも、すぐに演じられるようなネタを2~3つ用意しておくと、とても重宝しますよ。