マジックのテクニックができないとお困りではありませんか?
リフルシャッフルだとかダブルリフトだとか、個々のテクニックの解説はあっても、実際に道具を手にとってやってみるとなかなか上手く行かない。
難しいし無理だと諦めたくなる。
あるいは「鏡を見て練習しろ」みたいな、「そうじゃないんだよな…。」と言いたくなるアドバイスばかりで、少しうんざりしている。
そんな気持ちでこの記事にたどり着いた方も多いでしょう。
そこで、この記事では、マジックのテクニックができない人に向けて、私が新しいテクニックを練習する際に実践している練習方法を具体的に解説します。
この記事を読むことで、ポイントを押さえて効率的にテクニックを練習できるようになるでしょう。
マジックのテクニックの具体的な練習方法とは
マジックのテクニックを練習するときは、ただ何となく真似しているだけではできるようになりません。
新しいマジックのテクニックを練習する際、私は次のステップを意識しています。
【ステップ1】まずお手本を見る
最初にやることは、これから練習するテクニックがどんなものなのかの全体的なイメージを掴むことです。
そのために、テクニックが実際にできる人や、実演している動画など、お手本となるものを探してきます。
そして可能ならば、複数の実演例を見ましょう。
そうすることで、変な癖がついたテクニックを手本にしてしまうことを避けられます。
仮にこうしたものがなければ、イラスト・写真・図、あるいは文章などでイメージを膨らませましょう。
【ステップ2】やり方を理解する
次は、解説を見てやり方を理解します。
大雑把に解説しているものよりも、細かい指の位置や力の入れ具合などについて、明示的に解説してあるものを参考にするのが良いです。
【ステップ3】動きを分解する
上手く行かない人は、この部分を漫然とやってしまうから、いつまでも上手く行かないのではないかなと思われます。
テクニックの解説において、一言で済ませられるような部分であっても、そこには複数の要素が含まれています。
例えば、「デック(トランプの山)を手に持つ」と一口に言っても、
- どちらの手で持つのか
- どの方向から持つのか
- どの指で持つのか
- どのくらいの力加減で持つのか
- 道具と手指の位置関係はどうなっているか
など、細かく分けていけば、着目すべき観点はたくさんあるんですよね。
もちろん、すんなりとできる段階を殊更に細かく分けて考える必要はありません。
でも、慣れない、難しい、複雑だ、と感じる部分は、更に細かく段階を分けて、どういう動作が行われているのか順を追って確認し、実際に手を動かしてみることが大事です。
【ステップ4】最初の動きから順に練習していく
解説されている内容と、実際の手の動きが確認できたら、一連の動作の最初の部分から、実際に手を動かして練習していきます。
コツは、最初は1つ1つの動きを確かめるように、ゆっくりと、確実に行うことです。
本来は瞬間的に弾くような動作であっても、スローモーションのようにスピードを落として、ステップ3で示したような観点を1つずつ確認できる程度のスピードで練習しましょう。
【ステップ5】詰まるポイントを見つけて繰り返し練習
最初から順を追って練習していくと、そのうち詰まる部分が出てきます。
ただ漫然と繰り返すのではなく、こうした詰まるポイントを見つけ出し、そこを意識的に繰り返し練習することが鍵です。
そして、ここが一番の山でしょうね。
やってみると分かると思いますが、何回も繰り返していると、いつも同じような場所で詰まることに気がつくと思います。
その詰まりやすいポイントを見つけたら、そこを重点的に練習していきましょう。
大事なのは、ゆっくり、1つずつ、丁寧にやることですよ。
最初は上手く行かなくても、何度もやっている中で、ちょっとうまく行ったような感じがするときがやってきます。
そのときの感覚、力加減、指の位置、タイミングなどを覚えておき、それをもう1度再現するように練習します。
もし、なかなか上手く行かないなら、一度、細かく動作を見直しましょう。
手の位置や力の入れ具合などを色々と試していくうちに、自分にとってやりやすいと感じる方法が分かってきて、あるとき突破口がつかめる瞬間がやってきます。
ちなみに、何回練習すればできるようになるのか、というのは余り当てになりません。
技術をものにするまでやった結果が、その回数だっただけのことですからね。
また、余り根を詰めて「1日でできるようになってやろう」とか思うと、挫折しがちです。
「前より少しうまくできるようになった」とか、「確実にできるようになってきている」いう感覚を味わいながら練習を続けていくと、そのうち上手くいくことが増えてきます。
【ステップ6】通し練習を繰り返す
この段階に至ると、スピードが遅かったり、ぎこちなかったりしつつも、一通りの動作を通せるくらいにはなっていると思います。
ここまできたら、一連の動作を通してやってみましょう。
注意点は、最初から早くやろうとしないことです。変な癖が付きます。
自分が難しいと感じる部分がスムーズにできる早さに合わせて、一続きのテクニックを流れの中で行えるようにします。
その後、慣れて余裕が出てきたところで、少しスピードを上げましょう。
最終的には、意識しながらやっていたことを考えなくても、テクニックを使えるようになります。
一度、体にテクニックの感覚が染み付くと、しばらく使わずに忘れていても、少し練習しただけで思い出せるようになりますよ。
まとめ
以上、マジックのテクニックができないとお困りの方に向けて、私が新しいテクニックを覚える際に意識的にやっている練習方法を、具体的に解説してきました。
とにかく繰り返せだとか、1日中カードを触るくらいやれとか、そういう掴みどころのないアドバイスでは役に立たないよなと思って、こういう記事を書いてみました。
普段、何気なく練習していると思いますが、自分の手の感覚に精神を集中し、自分が何を練習しているのかを意識しながら練習を行うことで、ただ闇雲に試行回数をこなすよりも効率的に技術を習得できるでしょう。
感覚を掴むのに早い、遅いはあるかもしれませんが、順を追って練習していけば、大抵の技術を身につけることは出来ます。
この記事が、テクニックの練習の励みになれば幸いです。