トランプマジックの基本テクニックを覚えたいですか?
この記事では、トランプマジックにおける基本的な持ち方である『ディーリング・ポジション』について解説します。
また、ディーリング・ポジションでの配り方についても解説します。
基本テクニックを覚えてマジックを上達させましょう。
ディーリング・ポジションとは
ディーリング・ポジションとは、トランプを配るときのデック(トランプ52枚1組の山)の持ち方のことです。
ちなみに、ディーリングポジションという名前は "deal"(配る)に由来しています。
ディーリング・ポジションの図
上の図のようにデックを持っているのがディーリング・ポジションです。
なお、図は利き手(利き腕)が右手の場合を想定しています。
ディーリング・ポジションの解説動画
以下の動画で、ディーリング・ポジションについて詳しく解説しています。
ディーリング・ポジションでのトランプの持ち方
では、ディーリング・ポジションでのトランプの持ち方について説明します。
デックを左手に持ち、指をかける
その後、次のように左手の指をかけます。
- 中指・薬指・小指
→ デックの右側(サイド)に揃えます。 - 人差し指
→ デックの上端(エンド)にかけます。 - 親指
→ デックの一番上のカード(トップ)の上に軽く置きます。
(写真では脱力しているため、左側に沿わせた形になっている)
人差し指を上端に掛けることで、デックの前方からカードがこぼれるのを防ぎます。
また、親指をトップカードにあてるのは、カードを配る際に、トップカードを押し出すためです。
通常のディーリング・ポジションでは、上の図のようにトップカードに左手の親指が乗っています。
デックを軽く握る
指をかけた後、デックは軽く握って下さい。
すると、手とデックとの間に少し隙間が空くと思います。
これがディーリング・ポジションになります。
ディーリング・ポジションでのトランプの配り方
次に、ディーリング・ポジションでのカードの配り方について解説します。
裏向きのまま配る配り方
まずは、表を見せず、裏向きのまま配る配り方です。
左手の親指でトップカードを押し出す
左手の親指で、トップカードを右側に押し出します。
それと同時に、右手の親指でトップカードを取りに行きます。
右手でトップカードを取りに行く
右手の親指と人差し指で、トップカードを挟んで右手に取ります。
右手でトップカードを配る
そのまま、右手に取ったトップカードを、テーブルの上に置きます。
表向きにして配る配り方
続いて、カードを1枚ずつ表向きにしながら配る配り方を解説します。
右手の親指をトップカードの下に差し込む
左手の親指でトップカードを右側に押し出します。
そして、右手の親指を、浮いたトップカードの下に差し入れます。
次いで、右手の親指と人差し指で、トップカードを上下から挟みます。
右手の手首を返す
右手首を向こう側へ回転させるような動きで、カードを裏返します。
テーブルの上にカードを配る
そのまま、右手に取ったトップカードを、テーブルの上に置きます。
ディーリング・ポジションと利き手(利き腕)について
以上のディーリング・ポジションの解説は、右手が利き手(利き腕)の場合です。
もし、利き手(利き腕)が左利きの場合は、デックを右手で持っても構いません。
ただし、多くの解説書等では、右利きの方を基準にしているため、左手でデックを持っている前提で解説されることが多いと思います。
ですので、もし右手でデックを持つと、解説を読むときに不便に思う可能性はあります。
解説を読んで混乱したくない場合は、左手でデックを持つことをおすすめします。
ちなみに、私 Sakuya は左利きですが、右利きの方と同様、左手でデックを持っています。
これは、解説書を読みながら練習していたら、自然と左手で持つのに慣れたからです。
ディーリング・ポジションは、そこまで難しいものでもありません。
ですので、左利きの方でも、左手でデックを持つのに慣れてもいいと思います。
終わりに
以上、トランプマジックの基本テクニック『ディーリング・ポジション』を解説しました。
トランプマジックをする上では、以下のエンドグリップ(ビドルグリップ)とともに、最も基本的な持ち方になります。
もちろん、ディーリング・ポジションはトランプマジックの基礎にあたります。
ですが、ディーリング・ポジションだけを集中的に練習する必要は無いと思います。
これからトランプマジックを練習していくときに、ディーリング・ポジションを意識していれば、自然と持ち方が身についてきますよ。
ぜひマスターしておきたいですね。