簡単なトランプマジックのやり方はいくつもあります。
この記事では、4枚のエースが出現する、簡単なトランプマジックのやり方をご紹介します。
難しいテクニックは必要ありません。
上手く見せるためのポイントも解説します。
【現象】簡単トランプマジック|4枚のAの出現
演技動画
まずは、以下の演技動画をご覧ください。
手順のまとめ
手順をまとめると次のようになります。
- マジシャンは1組のトランプをお客さんに手渡します。
- お客さんは1枚ずつ、テーブルの上にトランプを配っていきます。
- お客さんの好きなタイミングで配るのを止めてもらいます。
- お客さんには、配ったカードの山を、更に4つの山になるよう、1枚ずつ配ってもらいます。
- マジシャンが指を鳴らすと、4つの山の一番上から、4枚のエースが出現します。
【解説】簡単トランプマジック|4枚のAの出現
動画での解説
1:01からが解説になります。
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文章での解説
4枚のAをトランプの山の一番上に置く
マジックを始める前に、トランプの山の一番上に、4枚のエースを揃えておいておきます。
カードを1枚ずつ配る
テーブルの上に、トランプを1枚ずつ配っていきます。
このとき、ある程度の枚数は配ってもらいたいので、5枚から6枚ほど配った後で、お客さんに、「好きなところでストップと言って下さい。」とお願いしましょう。
4つの山にカードを配り直す
お客さんがストップと言ったら、そこまでに配ったトランプを揃え、再び4つの山に配り直します。
お客さんがストップと言った時点では、配ったカードの下4枚にAがある状態となっています。
4つの山の一番上にAが出現する
4つの山ができるように、1枚ずつトランプを配っていくと、最後の一巡で4枚のAがそれぞれの山の一番上に置かれます。
これで、4枚のAが、4つの山の一番上に出現することになります。
以上が解説となります。
なお、このように、最初の準備だけしてしまえば、後は手順通りに行うだけで現象が起きるマジックを「セルフワーキング」と言います。
【実演】簡単トランプマジック|4枚のAの出現
このマジックの不思議さは、ほとんどマジシャンが手を触れていないトランプで、現象が起きることろにあります。
聞かれてもいないのに、最初から「仕掛けのないトランプです」などと改める必要はありません。
実際に仕掛けがなくても、トランプに仕掛けがあるという可能性を示唆することになるからです。
相手が好きなタイミングで止めたという偶然性も、「そこで止めていなかったらどうなったんだろう?」という不思議さに繋がります。
ですから、相手が止めようとしたタイミングで、「本当に終わりにしますか?」とか、「今、手に持っているカードを置きますか、戻しますか?」などと揺さぶりをかけ、任意性を強調するのも良いでしょう。
簡単なフォールスシャッフル(実際には混ざっていないが、混ぜたようにみせる技法)をさり気なく行うことで、より不思議さが増すでしょう。
【応用】簡単トランプマジック|4枚のAの出現
このマジックと同じ原理を使うと、次のようなマジックもできます。
まとめ
以上、簡単なトランプマジックのやり方として、4枚のエースが揃うマジックを紹介しました。
難しいテクニックは必要ありませんが、しっかり練習して、見せてみてくださいね。