歓迎会の一発芸で、盛り上がるマジックを披露するのはいかがですか。
新入社員歓迎会の季節が近づいてきました。
歓迎会や送迎会といえば、上司から無茶振りされる一発芸に頭を悩ませている人が少なからずいると思います。
いきなり一発芸をやれと言われても、何をすればいいか分からないですよね。
そんなあなたに向けて、今回は、10年以上もマジック歴を持つ筆者が、簡単なのにウケるマジックのネタを3つご紹介します。
歓迎会の一発芸に何をすればいいか分からず心配だった人も、これらのマジックをできるようにして行けば安心ですよ。
きっと盛り上がること間違いなし。
歓迎会の一発芸に。盛り上がるマジック3選
マジック1 : ネクタイの貫通
首に巻いたネクタイが、首を貫通してすり抜けるマジックです。
男性の場合、ビジネスシーンではネクタイを着用していることが多いでしょう。
ロープマジックとして紹介していますが、ネクタイのような長い紐状のものがあれば、演じることが出来ます。
マジック専用に道具を購入したりする必要もなく、即席で行えるため、覚えておくと重宝するマジックです。
マジック2:紙ナプキンの復活
破った紙ナプキンがもとに戻るマジックです。
紙ナプキンは居酒屋や宴会場などにはよく置いてありますよね。
席を立った時、あるいは店員さんに頼むなどして、1枚紙ナプキンをもらって細工しておきましょう。
リンク先のように、新聞紙でやればより迫力はありますが、紙ナプキンがあれば即席で行えます。
マジック3 : バラの出現
何もない空中から、突然、薔薇の花が出現するマジックです。
物体を出現させるマジックには、テクニックが必要なものも多いですが、このマジックは薔薇の花に仕掛けがしてあるので、テクニック不要で簡単に行うことが出来ます。
このネタ自体は、かなり古典的なもので、種明かししても問題ない気はするのですが、一応、商品として売られているので、やめておきます。
まあ、値段も500円くらいですし、ほぼ材料代と変わらないので、1つくらい持っていてもいいかなとは思います。
上記3つのマジックがおすすめな理由
大勢の人に見えやすい
トランプやコイン、輪ゴムのような、手元で現象を起こすタイプのマジック(クロースアップマジック)は、歓迎会のような大勢の人が集まる場には不向きです。
というのも、あなたから離れた場所にいる人から見えないとか、声が聞こえないということが起こりがちだからです。
ですので、なるべく遠くからでも見えるネタを選んでいます。
そして、現象も、ビジュアルで直感的に理解しやすいものを選んでいます。
場所を取らずに演技できる
よくトランプとかコインとかを使ったマジックをおすすめしているサイトもあるのですが、この手のマジック専用の道具を使ったマジックは、道具を置く場所が無いとやりづらいことがあります。
ですので、歓迎会の場のように、料理や食器がテーブルに置かれてしまい、スペースが無い、ものがごちゃごちゃしている、というところでも演じられるネタを仕込んでおくのがおすすめです。
専門的な道具が必要ない
また、マジックの専門の道具を出してくるのって、いかにもそのために用意してきましたという感じが半端ではないんですよ。
普通に考えて、会社の飲み会ってトランプを使う場所じゃないですよね。
そういうところに、マジックをする人という認識をされていない状況で、何の脈絡もなくトランプが出てきたら怪しいわけです。
いかにも「仕込んできました。」という感じが出てしまいます。
それよりも、いつも身につけているもの、その場にあるものから、自然にマジックへと導入できる方が違和感が無く、不思議さが際立つと思います。
一瞬で終わる
そして、これらのマジックは、一発芸の名にふさわしく、本当に一発で終わります。
マジックに慣れていない方や、喋りに余り自信のない方の場合、最初はセリフの負担が少ない演技が良いと思うんですよね。
場数を踏めば慣れますけど、そんなに練習している時間も無いでしょうし。
ですから、パッとやって、ワーっと盛り上がって、はい終わり、みたいな感じのネタが、扱いやすくていいと思います。
盛り上げるためのポイント
簡単にできるネタで、効果の高いウケるネタを選んではみましたが、やはり会場を盛り上げるためには、見せ方の練習は必要です。
それぞれのマジックのページで、具体的な演じ方や演技のポイントは解説していますが、盛り上がるようにするためのポイントを2つ紹介します。
場の空気を徐々に温める
マジックを演じる前に、その場にいる人達がマジックを見る体制に入ってもらうことが大事です。
具体的には、ちょっとした小噺(こばなし)をして場の空気を和ませたり、「マジックを見たことがありますか。」など観客とのコミュニケーションを取ったりすることです。
あなたのことを観客がよく知らない場合は、観客との会話で笑顔が見られたり、笑いが起こったりする程度にまで空気が温まってから始めると、マジックへの反応も良くなります。
オチを作る
マジック全般に言えることですが、単発の現象だけだと、「おっ」という反応は得られても、それ以上にウケるということはなかなか難しいです。
ですので、小さい現象をいくつか起こした後、最後に演技全体を締めくくる大きな現象を用意する、という構成にすると良いです。
上記の3つのマジックを演じて、「凄い!」と感じるものを後に持ってくるのでも構いませんし、例えば薔薇を出すマジックなら、最後に大きな薔薇のブーケを出す、というようなオチを作るのでも良いでしょう。
具体的な演技の手順などは、それぞれのマジックのページに詳しく書いてありますので、以下よりご覧ください。
おわりに
以上、歓迎会の一発芸に使える、簡単で盛り上がるマジック3つを紹介しました。
ああいう一発芸みたいなノリが苦手な私ですが、マジックができることで幾度となく救われてきました。
歓迎会や送迎会、宴会・飲み会など、余興で一発芸を披露することを求められたときに、マジックで良い反応をもらえたり、会場が盛り上がったりすると、こういう場も楽しめるようになります。
ぜひ身につけてやってみてくださいね。